- 第3回 福岡県酒類鑑評会 ふくさけ祭り 無事終了しました!
- 2014.09.04
第3回 福岡県酒類鑑評会
福岡県酒造組合では、県下の酒蔵の切磋琢磨と県産酒のさらなる振興を目的として、
福岡県の共催と福岡国税局の後援のもとに、毎年福岡県酒類鑑評会を開催しています。
古来より豊かな大地の恵みのおかげで、銘醸地として名を馳せた福岡。
その福岡の米・麦などを主とした原料、福岡の水、福岡の人が醸し出す福岡の酒を顕彰します。
受賞の対象を市販されている酒とすることで、日本の「國酒」、また福岡の「地酒」としての魅力を広く江湖の愛飲家に訴えていくものです。
●概要
1.
第3回 福岡県酒類鑑評会 授賞式
開催日時 : 平成26年9月2日(火)
開催場所 : ホテルニューオータニ博多 4F 鶴の間
2. 審査会(
審査会風景)
開催月日:
平成26年8月6日(水) 清酒一次審査
平成26年8月7日(木) 本格焼酎一次審査
平成26年8月20日(水) 清酒二次審査
平成26年8月21日(木) 本格焼酎二次審査
開催場所: 福岡県工業技術センター 生物食品研究所
審査長:福岡県工業技術センター 生物食品研究所 所長
審査員:
[一次審査 12名]
福岡国税局主任鑑定官・鑑定官、独立行政法人酒類総合研究所研究員、
九州大学農学研究院教授、
佐賀大学農学部教授・准教授、長崎県工業技術センター主任研究員、
熊本県工業技術センター主任研究参事、
大分県産業化学技術センター主幹研究員、
地方独立行政法人山口県産業技術センターグループリーダー、
福岡県工業技術センター専門研究員・生物食品研究所主任技師
[二次審査 清酒:11名 / 本格焼酎:12名]
福岡国税局鑑定官室長・主任鑑定官、独立行政法人酒類総合研究所
副部門長、九州大学農学研究院教授・准教授、佐賀大学農学部教授・
准教授、長崎県工業技術センター主任研究員、
熊本県工業技術センター主任研究参事、
大分県産業化学技術センター主幹研究員、
福岡県工業技術センター専門研究員・生物食品研究所主任技師
●出品状況
1. 清酒 : 出品総数 139点
純米大吟醸酒の部 (精米歩合50%以下) /33点
大吟醸酒の部 (精米歩合50%以下) /28点
純米吟醸酒・純米酒の部 (精米歩合51%以上)/56点
吟醸酒・本醸造酒の部(精米歩合51%以上)/22点
2. 本格焼酎 : 出品総数 106点
本格大麦焼酎長期貯蔵酒の部/28点
※タンク9、樽8、カメ9、カメ・タンク2、樽・タンク3、減圧7、
混和8、常圧13
本格焼酎長期貯蔵酒の部/12点
※米4、芋2、胡麻1、人参1、大麦・小麦1、酒粕3、
タンク9、樽・カメ1、樽・タンク2、減圧8、微減圧1、混和1、常圧2
一般本格大麦焼酎の部/32点
※減圧16、混和4、中間1、常圧11
一般本格焼酎の部/34点
※米11、そば1、芋7、玉露2、しそ1、くず1、胡麻1、くわい1、人参1、
酒粕8、減圧25、微減圧2、混和1、常圧6
●審査報告
1. 評価ポイント
[清 酒]
純米大吟醸酒、大吟醸酒、純米吟醸酒・吟醸酒は「香味の調和や特徴が
それぞれの品格及び飲用特性から良好である酒」、純米酒・本醸造酒は
「食中酒として美味しく飲める秋上がりの酒」を品質目標として、その区分
あるいは部門にふさわしい特徴を有しており、いかに欠点が少ないかなど
の点を重視して評価。
[本格焼酎]
本格焼酎は「プレミアム性のある本格麦焼酎を中心に『博多焼酎』の認知
度を高め、香味の調和が良くインパクトのあるもっと飲みたくなる焼酎」を
品質目標として、麦、その他の原料による違い及び常圧蒸留、減圧蒸留
等の製造方法の違いによる品質特性を考慮して、個性と香りや味との
バランスがとれているかなどの点を重視して評価。
2. 福岡県知事賞ならびに福岡県議会議長賞
各部門において、成績上位のものを金賞とし、その中から特に優秀と認められるも
のに、福岡県知事賞ならびに福岡県議会議長賞をそれぞれ1点ずつに与えます。
各部門金賞酒
[清 酒]
純米大吟醸酒の部/15点、大吟醸酒の部/12点、
純米吟醸酒・純米酒の部/30点、吟醸酒・本醸造酒の部/10点
[本格焼酎]
本格大麦焼酎長期貯蔵酒の部/12点、本格焼酎長期貯蔵酒の部/4点、
一般本格大麦焼酎の部/15点、一般本格焼酎の部/16点
3. 総評
純米吟醸酒・純米酒や純米大吟醸酒については、いずれも原材料の持つ旨味を
活かしつつ、深い味わいを有するものから軽い口当たりで、後味のすっきりとした
ものまでバラエティに富むものでありました。
また、吟醸酒や大吟醸酒では調和のある華やかな香りを有し、軽快なもの、
本醸造酒では軽快なものが多く見られました。
本格焼酎については、素直な香味を持ち、すっきりと飲みやすい製品を目指してい
るものが数多く見られましたが、個性的な香味を持ち、多様化、差別化を図ってい
る製品も見受けられました。
どの部門にも「もっと飲みたくなる焼酎」が多く見られました。
●
受賞酒リスト
【清 酒】
純米大吟醸酒の部 (精米歩合50%以下) 17点
大吟醸酒の部 (精米歩合50%以下) 14点
純米吟醸酒・純米酒の部 (精米歩合51%以上) 32点
吟醸酒・本醸造酒の部 (精米歩合51%以上) 12点
【本格焼酎】
本格大麦焼酎長期貯蔵酒の部 14点
本格焼酎長期貯蔵酒の部 6点
一般本格大麦焼酎の部 17点
一般本格焼酎の部 18点