博多焼酎学大全
かつての甘口、いま辛口。日本酒の種類って?
お酒の好みも時代によって様々で流行があります。驚くことに1960年代に好まれたのは"甘口"ソフトな口当たりが好まれたようです。ところが1980年頃、ビールでもドライが出てきたように日本酒の好みもすっきりとした"辛口"へと変化。しかし日本酒のタイプはこれだけでは計れません。
火入れをしない「生酒」、秋まで熟成させた「ひやおろし」、生酒を荒渡し、白く濁った「にごり酒」など、次期や製法によってそれぞれ個性的な味わいがあることもお忘れなく。
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意外と知らない?麹が何から出来ているのか。
日本酒は米のデンプンが麹(こうじ)の酵素の働きでブドウ糖になり、それが酵母によってアルコールに変わることで生まれます。また「甘酒」もこの米麹と米でつくられ、自然の甘さとノンアルコール高い栄養価かた最近注目されています。また焼酎の場合は麦や米、芋などの原料を麹とともに発酵させていきます。
たとえば福岡の焼酎は1970年頃までは米麹による米焼酎が主役でしたが、その後は麦麹による麦焼酎が最も多くつくられています。
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酒粕から麦。博多焼酎の主流は100%麦焼酎。
「博多焼酎」の歴史は古く、江戸時代より清酒粕を利用した粕取焼酎がつくられていました。
その後、米や麦による焼酎づくりが主流になり、特にさっぱりとした味わいが特徴の麦焼酎は「博多焼酎」の代名詞となってきました。特に福岡では、いち早く麦本来のうまさを味わえるような大麦麹の製造に着手し、1975年に麦100%の麦焼酎を完成させています。